ルールが決められないなら先人の知恵を借りよう!という事で
成果を残した投資家として有名なギャン氏の28のルールを紹介します｡

ギャンの価値ある28のルールとは?

ウィリアム･デルバード･ギャン(1878～1955)
アメリカで活躍した投資家です｡
投資で結果を残した人が残した言葉が
価値ある28のルールとして現在も評価されているのです｡

では その28のルールがどんなものなのか見ていきましょう｡

ちなみに何度も言いますがガンダムに出てくる敵MSとは関係ありません｡

ギャン氏は株の取引で結果を残した人です｡
FXとは少し違ってきますが現代にも通用するルールだと思います｡

今回は長いので目次で興味のあるルールだけでも確認してください｡

1回のトレードの損失額は総資産の1/10以下とせよ

100万円の資産でトレードを開始する場合 どんなに負けても
10万円以下とすることです｡
1回の失敗で50万円無くなるとか そんなトレードは無謀です｡

ストップロス・オーダーは毎トレード行なえ

全てのトレードで損切を行ないましょう｡
どうしようもなく膨らんだ損失ポジションは精神的にも悪いです｡

過剰な売買をしない。資金配分を守る

100万円の資産で 全力20枚買いとか　どう考えても無謀です｡
資産の1/10の損失に押さえるルールから逸脱しています｡
100万円なら1枚～5枚程度が限度かと思います｡

トレーリングして利幅を増やす

利益が乗ってきた場合 最低限の利益を確保しつつ
損切設定をずらしていきます｡
一度決めた損切価格をずらすのは、どうなの?と思うかも知れませんが
トレーリングで利幅を増やす事も大切なテクニックです｡

私の場合 100pips以上利が乗っている場合は
フィボナッチを駆使して　最低限の利益は確保しつつ
利が伸ばせるようにしています｡

トレンドに逆らうな

無茶な逆張りはやめること｡トレンドが切り替わっている事を認める事｡

ロングで勝ってた場合 既に下降トレンドに入っているのに
切り替えられず逆張りばかりしてしまった経験はありませんか?
流れに逆らってはいけません｡

迷ったらトレードするな

分からない 自信が無い場合はトレードを休みましょう｡
迷って失敗したらもっと後悔します｡

アクティブなマーケットでのみ取引せよ 揉み合いには手を出すな

レンジ相場なのにトレンドをフォローしても無理｡
値動きが無いと分かったら休みましょう｡

大きく動いた後などは もみ合いになる事も多く
そういう動きを察知したら休む事も大切です｡

動きそうな通貨があればいいのですが｡
ポンドあたりは 結構アクティブな通貨だと思いますけど｡

1銘柄に全力投入するな 2～3銘柄でリスクを分散せよ

FXの場合は通貨なので関連性は低いかも知れません。
ドル円ばかり取引するな? ユロ円、ポン円でリスク分散になるの?
といわれると疑問です｡ドル円とユロドルでもリスクの分散には
ならないと思います｡

FXの場合

異常にスプレッド開いたりして思わぬ損失なんて事が起きたら
1つの業者だけでトレードをしてたら破産します｡

業者を分けることがリスク分散といえそうです｡

指値注文はせず、成行のみで取引せよ

これに関しては時代が違うと思っていますが どうなのでしょう｡
指値で注文 指値で決済は 現在の環境では立派な方法だと思います｡

全て成行 損切以外成行で取引が理想なのでしょうか｡

充分な理由がないのに手仕舞いするな

ルールにない手仕舞いしてはいけません｡

不安になったから決済したとか そういうのはダメです｡
ただし ルールにないトレードをした場合は
即決済するべきです｡

これに関してはルールを破った事にはならないでしょう｡

トレードで儲けた黒字分は別に分けて管理せよ

利益分は小まめに出金したほうが良いでしょう｡

利益分で更に枚数を増やして無理なトレードになって負けては
意味がありません｡

スキャルピングはするな

スキャルは 一番難しいトレードスタイルだと思っています｡
そういった事からもスキャルは控えたほうが良いでしょう｡

まるで初心者にも出来るスタイルと思われていますが
とてつもなく難易度が高いのがスキャです｡

ナンピンはするな

ナンピンするくらいなら 損切りを入れておけばよいのです｡
私もナンピンはしたことありません｡

耐えよ焦るな

待つことも大切です｡

焦って飛び乗ってトレードしてもろくな事はありません｡

押し目待ちに押し目無しといいますが全てがそうではありません｡
押し目が来るときを待ちましょう｡

小さな利益と大きな損失を避けよ

利小損大は避けましょう｡

利が乗ったときは トレーリングストップで更に伸ばす｡
損失は切って失敗を認め次のトレードに切り替えましょう｡

ストップロスをキャンセルするな

ストップロスに関しては先ほども出てきましたがそのくらい重要な事です｡
ストップロスしなければ さっきのトレードは反転して勝ってたのに･･･
でストップロスをしなかったときに限って戻ってこない｡
結果塩漬け状態のクソポジが誕生したことはありませんか?

頻繁な売買は避けろ

毎日トレードをする必要はありません｡

トレードは毎日できるのです｡(土日以外)

トレードプラン以外の場所からのエントリーなんてもってのほかです｡

空売りも有効に使え

FXではショートもロングもあります｡両方駆使して利益を出せます｡

値頃感で取引するな

あら　お安いわね｡買っちゃおうかしら｡これではミセスワタナベです｡

確かにその値頃で反発が何度も起きてるなら戦略としてはアリだと思います｡

ピラミッディングはレジスタンスやサポートをブレイクしてからにせよ

買いの枚数を増やす、売りの枚数を増やす｡いわゆる追撃は
明確なラインを越えてからにしましょう｡
失敗すれば 天井買い、天底売りとなって損失になります｡

トレンドが明確な時だけピラミッディングする。

↑のルールと同じで 明確なトレンドで追撃買い、売りをします。
ただピラミッティングは非常に判断が難しいです｡
慣れないうちは やらない方が良いでしょう｡

少ない枚数で練習なり経験を積んでからやることをオススメします｡

両建てはするな

私もしたことがありません｡効果的なやり方を知りません｡

何故ダメなのか?
意味が無いからではないでしょうか｡

コレに関しては｢両建て 意味ある?」と検索してください｡
人によって考え方は違うようです｡

私はやったことないし 意味がないと思っているのでやりません｡

十分な理由がなければポジションを決済するな

ルール通りに決済する｡これは大切です｡

このままだとマイナスになりそうだから決済｡結果微益で終わる｡
我慢していれば爆益だったのに･･･こうなるとメンタルがやられます｡
それで負けても 想定の範囲内です｡

利益が出たら、取引回数を減らせ

利益が出たらずるずる続けないことが大切です｡

次のチャンスまで待ちましょう｡

相場の天井/底を推測するな

相場の格言にもあります｡｢もうはまだ まだはもう｣
もうこれ以上は下がらないだろうロング→さらに下がって失敗｡

ロングポジを保持　まだ上がって行くだろう→実は天井で微益で終わってイライラ｡

ただ レジスタンスライン、サポートラインという
ライントレードは有効な手法です｡

ただ これ以上下がるわけ、上がるわけないと勝手に思い込むのは
失敗のもとになります｡
ラインを抜けたら失敗を認めて次のチャンスを待つべきです｡

人に聞くな!自分で判断せよ

明日は上がりますか?と掲示板で聞いてどうするのですか?
このポジションは助かりますか?と聞いてどうするのですか?
分からないなら即決済したほうがマシ｡

最後に信じるのは自分しかありません｡
それすら出来ないならサイコロでも振って決めたほうがマシ｡

自分が決めた明確な理由でトレードをしていく事が大切｡

ただし自分より実力のある人の助言は聞くべきです｡

ただ このドル円110.00は助かりますか?とか聞いても
損切りしろって言われるでしょうけど｡

このあと上がりますか?って聞いても
そんなのは分からないって答えるでしょうけど｡

損失が出た後のトレードは枚数を減らせ

10枚でトレードをして負けが続いて 熱くなって20枚で取り返す
なんてことは愚の骨頂｡まこと愚かの極みです｡

間違ったポジションメイク・間違った決済をするな

最後になりますが これも大切です｡全部大切ですが｡

ルールにないトレードで勝ったとしてもそれは失敗と同じ事｡

ルールに沿ってトレードすることは何よりも大切です｡